どうも、ナオです!

 

ヤフオクで「吊り上げ行為」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

吊り上げ行為とは、商品の出品者本人が別のIDを利用、または知人に頼んで自分の出品した商品に入札を行い、商品価格を吊り上げる行為の事を言います。

 

これを聞いた時に「なんでこんな事をやってるの?」と思われる方が多いとおもいますが、もちろん出品者は理由があってこの吊り上げ行為を行っております。

 

では、

・なぜこういった吊り上げ行為を行う出品者が存在するのか?
・どうやってこの行為を行っている出品者を見分けていけばいいのか?

こういった事について今回は解説していきたいと思いますので、是非最後までご覧になっていって下さい。

 

 

吊り上げ行為を行う理由

 

出品者が吊り上げ行為を行う理由は三つ存在します。ここからその理由について一つずつ解説をしていきたいと思います。

 

ユーザーの目を引く

 

まず一つ目の理由は、「その商品が人気のある商品であるとユーザーに思わせるため」です。

 

ヤフオクで商品を購入するときを思い浮かべてほしいのですが、他と比べて入札数が多い商品にはどうしても目がいってしまいますよね。

入札数が多い=人気商品

このようにユーザーは思うので、吊り上げ行為を行い入札数を増やすことで多くのユーザーの目を引き、アクセス数を増やすことが可能になります。

 

アクセス数がアップすれば当然売り上げもアップしますので、入札数を増やしユーザーの目を引くことは吊り上げ行為が行われる理由の一つになります。

 

赤字を防ぐ

 

二つ目の理由は、「赤字で販売することを防ぐため」です。

 

例えば、ヤフオクに仕入れ価格が1000円だった商品を、入札が多数入り価格が高騰すると見込んで1円で出品したとします。

その時に全く予想が外れて入札が1件しか入らずそのまま一円で落札されてしまえば999円の赤字となってしまいます。

そうなる事を防ぐために、もしそのような状況になった場合には別のIDでその商品に入札を行い赤字の出ないような価格まで商品価格を吊り上げるのです。

 

そうすることで赤字での販売となることを防ぐ事ができるので、これも吊り上げ行為が行われる理由の一つとなります。

 

購入者心理を利用する

 

そして最後の理由は、「購入者心理を利用するため」です。

 

どういう事かと言うと、例えばヤフオクであなたがどうしても欲しい商品を見つけた時の事を想像して下さい。

その商品にあなたは入札をしたのですが、しばらくたつと他のユーザーに少しだけ高い価格でその商品を入札されてしまいました。

ですがあなたはその商品がどうしても欲しいので、当然その価格よりも少し高い価格でまた入札をしますよね。

 

それを繰り返すうちに気づけば商品価格は最初の価格の倍近くになり、オークションの終了時間は目前となってしまいます。

あなたはこれまでオークションにかけた時間や、もうすぐ落札されてしまうという焦り、そして他の人に渡したくないという気持ちから、どう考えても高すぎるのに商品を落札してしまうのです。

 

このように、購入者心理を利用してより高値で商品を落札させるという事も吊り上げ出品が行われる理由の一つとなります。

 

吊り上げ行為を通報する方法

 

ヤフオクで吊り上げ行為を発見した場合は、ヤフオクの運営に通報する事が可能です。ここからその通報の方法について解説をしていきます。

 

1.商品ページにある「違反商品の申告」の部分ををクリックして下さい。

 

 

2.違反商品の申告画面から「その他」にチェックを付けて「その他、利用規約やガイドラインに違反するもの」を選択して送信する事で通報は完了です。

 

ヤフオク 吊り上げ

 

これでヤフオク運営から出品商品に対して調査が入りますので、もし利用規約に違反していた場合は通報した商品が削除されます。

 

なぜ吊り上げ行為がばれないのか?

 

「そもそもなんで規約違反なのに吊り上げ行為ができるの?」と思う方も多いと思います。

規約違反をしているのであればすぐに運営に見つかって出品停止となるはずですが、蓋を開けてみると出品停止になることを回避して違反行為を繰り返しているセラーは多数存在しております。

 

なぜこのような事ができるのかと言うと、そのセラーが本当に吊り上げ行為を行っているのかどうかという確証がないため、ヤフオクの運営もむやみに出品停止にすることができないからです。

吊り上げ行為をしているように見えても、もしかしたらそのようなことはなく入札が多数発生しているだけという場合もありますので、吊り上げ行為と断定することは非常に難しいのです。

 

このように吊り上げ行為は本当に行われているのかどうかという判断が非常に難しいため、運営にばれないようにして今もなお吊り上げ行為を続けているセラーが多数存在しております。

 

吊り上げ行為の見分け方

 

ここからヤフオクでの吊り上げ行為の見分け方について解説していきたいと思います。吊り上げ行為の被害に遭わないためにも、以下の内容をしっかりとご覧になっていって下さい。

 

低評価のアカウントが競り合ってくる

 

吊り上げ行為が行われる際は、出品停止になってもいいような新規や評価の少ないアカウントで行われることが多いです。

ですので、新規や評価の少ないアカウントが執拗に競り合ってくる場合は吊り上げの可能性が高いと言えますので注意してください。

 

僕の経験上怪しいのは

・入札をした瞬間に間髪入れず価格の更新をしてくる(ツールを利用している可能性有り)
・オークション終了間際に入札をしてくる
・高額な商品に迷いなく入札をしてくる

以上のような場合です。こういったセラーは吊り上げ行為をしている可能性が高いので、見つけた場合はすぐに通報をしましょう。

 

低価格から始まっている

 

先ほど解説した通り吊り上げを行う出品者は赤字になることを防ぐ事ができるため、1円出品など安い価格で出品を行う事が多いです。

 

ですので、出品している商品が1円出品のものばかりという場合は吊り上げ行為をしている出品者である可能性がありますので注意してください。

 

吊り上げの嫌がらせをされないために

 

ヤフオクで吊り上げの嫌がらせをされないためには、商品の相場をあらかじめしっかりと理解しておくことが大切です。

吊り上げをされると購入者心理を利用されるため、どうしても相場よりも高い価格で落札することになってしまいがちですが、しっかりと相場を理解しておき「〇円までであれば入札をする」という事をあらかじめ決めておけば、そういった吊り上げの被害に遭う事を防ぐ事ができるでしょう。

 

オークファンというサイトを利用すれば商品の相場を調べる事ができます。

オークファン

商品の相場を調べた上でオークションに参加すれば吊り上げに悩まされることも減るかと思いますので、是非あらかじめ相場のチェックを行っていくようにして下さい。

 

吊り上げをされた場合のキャンセル方法

 

ヤフオクでは基本的に落札後にキャンセルを行うことはできません。
ですので、もし吊り上げの被害に遭ってしまった場合は取引ナビから出品者へ事情を説明し、落札を取り消してもらうよう依頼を行いましょう。

 

ただし、落札を取り消してもらえるかどうかは出品者次第になります。もし落札を取り消せるとしても落札者都合で取り消された場合、自動的に「非常に悪い」の評価が付けられてしまうのでご注意下さい。

 

最後に

 

今回はヤフオクでの吊り上げ行為について詳しく解説をさせて頂きましたがいかがだったでしょうか?

 

 

今回解説した通り、こういった吊り上げ行為の被害に遭わないためには「入札しても良い上限価格をあらかじめしっかりと決めておく」ことが大切です。

そうでないと購入者心理を利用されて相場よりも格段に高い価格で落札することになってしまいますので、ヤフオクを利用する際は是非商品の相場を調べて入札しても良い上限価格を決めるという事を行っていって下さいね^^

 

 

それでは!