どうも!ナオです。
「ゴルディロックス効果」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ほとんどの方は聞き覚えがないかと思いますが、実はこの「ゴルディロックス効果」は普段から身近にあるものなのです。
例えばあなたは、「普段良く買う商品の値段がどのように決められているか」という事を考えたことがありますでしょうか?
何気なく僕らが普段購入する商品の値段は、実は明確な戦略に基づき設定されています。
そして、その戦略によりあなたは
「自分で商品を選んだつもりですが、実はお店側に選ばされている」
という事が度々あるのです。
この「戦略」こそが「ゴルディロックス効果」の事です。
この効果を知っておけば、お客さんの選択を自分のしてほしいと思う選択に心理誘導することができるようになりますので、是非最後までご覧になっていって下さい。
ゴルディロックス効果とは
ゴルディロックス効果が使用されている例として、マクドナルドのポテトが挙げられます。
マクドナルドのポテトは、どのサイズが一番売り上げが多いかご存知でしょうか?
比率としては、2:5:3となっており、Mサイズが一番良く売れています。
では、なぜMサイズが一番良く売れるのでしょう?
それは、多くの購入者は「S・M・L」と三種類サイズがあったら、なんとなく「これくらいがちょうどいいだろう」とMサイズを選んでしまう傾向にあるからです。
一番高いモノや一番安いモノ、一番多いものや一番少ないものではなく、
「これぐらいがちょうどいいだろう」と間をとって”真ん中”を選択する。
この人間の購買心理の法則の事を「ゴルディロックス効果」といいます。
身に覚えがあった方もいたのではないでしょうか?
ゴルディロックス効果を活用する3つのポイント
価格の選択肢を3つに分ける
例えばあなたが、Aという商品を売りたいと思っているとします。
この時に、Aの商品のみを販売するのではなく、Aの商品に類似した
少し価格の安い商品Bと少し価格の高い商品Cも一緒に販売しましょう。
そうすればAの商品の売り上げが単体で販売するより伸びやすいです。
商品を紹介する順番を意識する
商品をお客様に紹介する際には、紹介する順番を意識する必要があります。
最初に高額の商品C、次に安価な商品B、そして最後にその間の値段である最も売りたい商品Aを紹介してください。
そうすることにより、CとBの商品とAの商品の違い、差がより明確になり印象に残るため購買率がアップします。
わざと劣化版の商品を販売する
A、B、Cという3つの新商品を販売したとして、機能、デザイン、効用等が似ていた場合お客様は中々購入の決断が出来ません。
しかし、そこへAの型落ち品の商品である“劣化版”(D)の商品もいっしょに並べると、お客様はAとDを比較するようになり、結果「それならAを購入しよう」という決断をします。
このようにAを購入してもらうために、わざと劣化版のDの商品を用意するという事もテクニックの一つです。
最後に
商品を販売するときには、市場にまだない商品を販売しようと考えたり、より機能や価格で優れた商品を販売しようとする商品選定(リサーチ)の部分ももちろん重要です。
ですが今回お話させていただいた事のように「売り方」というものも意識していく必要があります。
お客様がどういった心理で商品購入の決断に至っているかという事を考えれば、より売り上げはアップしますので、そういった部分も意識していって下さい^^
それでは本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。