どうも、ナオです。
最近ある漫画にはまっているのですが、その漫画を読んでいて考えさせられることがありました。
はまっている漫画のタイトルは「キングダム」というのですが、知っていますか?映画化もされていますし結構有名だと思います。
あらすじは「500年の争乱が続く春秋戦国時代(日本の戦国時代のようなもの)で、下民の少年が天下の大将軍を目指して戦乱の世に身を投じる」といった感じのストーリーです。
下民からどんどん成り上がっていく少年の姿を見ていると何だか胸が熱くなります(笑)
でも、この漫画を読んでいて思ったのは、今の社会ってすっごいヌルゲーだなと感じました。
だって、たとえ挑戦して失敗したとしても、命を取られることはありませんから。
命までは取られない
そんな大昔の話じゃなくたって、今からたった100年前の日本では戦争で命を落とす人だってたくさんいました。
何千年前とかじゃなくて、100年前ですよ?
今でこそこんなに平和で豊かな社会になりましたが、つい最近までは死がとても身近にあったのだということを考えると、本当に今は恵まれた社会だなと思わざるをえません。
かつて大阪都構想を巡って住民投票を行った橋本弁護士もこう言っています。
「負けたのに命を取られない政治体制は、日本はすばらしい。」
本当にその通りだと思います。戦を仕掛けたわけですから、時代が時代なら命を取られてもおかしくありません。
それでも、挑戦して失敗したところで命を取られない。素晴らしい時代だと思います。
なりたいものを選べる時代
キングダムで描かれている時代では、下民が将軍になるなんて通常ありえないことでした。
主人公は特例中の特例ですね。
その時代の頃は、下民の子供は一生下民で、農民の子供は一生農民といったように、生まれた瞬間から将来を決め付けられてしまうのです。
ちょうど、日本の戦国時代と同じようなものだと思います。
これに関しても僕はすごく思うのですが、生まれた瞬間から将来が決め付けられるって、ものすごく残酷じゃないですか?
もし僕が戦国時代に生まれて、しかも親が下民だったらと思うと、正直ぞっとします。
だってそこから先の人生はずっと下民で、周りから虐げられて生きていかなければならないのですから。
これは本当に恐ろしいことだと思います。生まれたことを呪ってしまう事すらあるでしょう。
ですが今の時代はそんな事はありません。
なりたいと本気で思うのであれば、「夢を追いかける権利」を与えられています。
これってとても幸せなことですよね。
リスクを取ることを恐れる人々
人間は痛みに敏感な生き物です。もっというとリスクに過度におびえる生物といえます。
これはプロスペクト理論といわれていて、人が「利益」よりも「損失」に敏感であるという事は研究でも明らかになっています。
しかし僕が思うに、今の人々はリスクにあまりにも敏感すぎると思うのです。
リスクに敏感すぎるがあまり一歩を踏み出すことができず、夢を追いかけることを諦めている人々がとても多いように僕は感じます。
しかし、今の日本で夢を追いかけるという事は本当にリスクでしょうか?
少なくとも、戦国時代に生きた人々と比べれば、僕らはそもそも「夢を追いかける権利」を与えられていますし、「失敗したところで命までは奪われない」という保証もあります。
この時点で、夢を追いかけるリスクは限りなく低いと思うのですが、どうでしょうかね。
確かに追いかけた夢を掴み取ることができずに、打ちひしがれることだってあると思います。
夢破れて、痛み、苦しむこともあるでしょう。
しかし、たとえ夢破れたとしてもリスクを取って夢を追いかけた人は、確実に人として大きく成長できるはずです。
夢破れた時に味わった痛みが、苦しみが、その人をより優しく、より強くすると僕は思います。
なので、もしあなたが今何か夢や理想を持っているのであれば、それを全力で追いかけて欲しいと思います。
今は夢を追いかける人にとって、本当に恵まれた時代なのですから。